国立研究法人 日本医療研究開発機構 感染症実用化研究事業
エイズ対策実用化研究事業「血友病とその治療に伴う種々の合併症克服に関する研究」
(坂田班分担研究)【第Ⅷ、第Ⅸ因子製剤のインヒビター発生要因に関する研究】
J-HIS(ジェーヒス)(Japan Hemophilia Inhibitor Study)
「第VIII因子、第IX因子製剤のインヒビター発生要因に関する研究」
本研究班では、平成19年より厚生労働科学研究費補助金(医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業)をうけまして、『血友病における第VIII、第IX因子製剤のインヒビター発生要因に関する研究』を行って参りました。
平成19年度からの3年間では、多くの先生方のご協力のお蔭で、本邦においては、血漿由来製剤と遺伝子組み換え製剤におけるインヒビター発生の差はないとの結論を得ることができ、更に家族歴がインヒビターに大きく寄与していることが本研究から示唆されました。
平成22年度からは、厚生労働科学研究費補助金(エイズ対策研究事業)へひきつがれ、坂田班の分担研究として実施しています。
延べ7年間の研究結果を引き継ぎ、平成27年度からは国立研究法人 日本医療研究開発機構(エイズ対策実用化研究事業)坂田班分担研究として、遺伝子検査研究とJ-HIS2により得られる臨床情報を合わせて、nation-wideなデータベースを構築しインヒビター発生要因の解明を行って参りたいと思います。
研究書類は既に奈良県立医科大学の臨床研究審査委員会にて承認を得ておりますので、是非ともご協力頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
坂田班分担研究 代表:奈良県立医科大学 小児科学教室 嶋緑倫