2015年度より日本血栓止血学会は血栓止血領域の学術研究の促進を目的として研究促進費を設ける
1.目的
血栓止血学会の学術標準化委員会(SSC)および学術推進委員会(SPC)の部会活動を促進する
2.応募資格
SSCおよびSPCに所属する部会からの提案(応募は各部会から1つに限る)
3.研究促進費
1課題につき100万円以内、当面3年間に亘って毎年2−3提案を採択予定。ただし採択件数、本学会の財政状況により金額は減額されることがある。なお、本制度については、3年間の実施期間の後、継続の可否を理事会にて検討することとする。
4.申請書類
下記の項目をシングルスペースでMS明朝12ポイントを用いて記載すること
1)研究課題名、部会名、部会長名、部会長の所属施設名・職位・住所・電話・Fax・email、申請書作成日
2)分担研究者 名前、所属施設名・職位
1)と2)でA4 1枚に記載
3)研究内容 (A4 3枚以内に記載)
目的・背景・意義・波及効果・方法・倫理面への配慮・他の研究費との関連性
特に血栓止血学の進展にどのように寄与するかという観点から記載すること
4)申請金額(100万円以内)
5)研究期間は3年以内とする
5.応募期間
2017年5月1日から7月31日
日本血栓止血学会事務局headquarters@www.jsth.orgまで添付ファイルにてお送りください。
6.選考方法および発表
研究促進費選考委員会で選考し理事会で決定する。2017年9月末(予定)に代表者に選考結果を通知する。採択課題は研究課題名、部会長名、部会名を日本血栓止血学会ホームページ等に公表する
7.その他
1)研究費は3年間の研究期間内に使用すること。ただし3年に満たない時点で3月末となった場合はその時点までとする。数年に亘って年度をまたいでの使用については研究代表者の判断に委ねる。
2)研究促進費は部会長が属する施設の外部資金の管理にしたがう。なお、研究促進費は血栓止血研究に使用することを念頭にしたものであり、各施設では研究に必要な直接経費に限って使用できるように取りはからいをお願いしたい。部会長が属する施設による管理が難しい場合は、副部会長が属する施設の外部資金の管理にしたがう。
3)研究代表者は研究実施中の3月末および研究が終了した年度の3月末に会計報告書を提出すること。また、研究終了後(研究が終了した年度の3月末)に報告書を提出すること
4)研究成果を論文として発表する際は「日本血栓止血学会研究促進費助成による」旨書き添えることとする
英語名:The Research Promotion Grant of The Japanese Society on Thrombosis and Hemostasis
なお、昨年度の採択課題名と部会名は、以下の通り。
2016年度採択課題
1) 研究課題:「肺血栓塞栓症モデルの開発」
部 会:学術推進委員会 動物モデル部会
2) 研究課題:「本邦における凝固因子活性測定体系の構築と血友病診療への展開」
部 会:学術標準化委員会 血友病部会
3) 研究課題:「多施設前向きによる日本血栓止血学会DIC診断基準案の評価と至適基準作
成」
部 会:学術標準化委員会 DIC部会
4) 研究課題:「DOACs内服症例における凝固関連検査値の施設間差と臨床判断値への影
響の検証」
部 会:学術標準化委員会 凝固線溶検査部会
5) 研究課題:「抗リン脂質抗体測定系の標準化および患者データベースの構築」
部 会:学術標準化委員会 抗リン脂質抗体部会