血友病診療連携委員会

1. 血友病診療連携委員会について

 血友病診療連携委員会は、2018年4月に発足しました。血友病診療施設の連携体制を構築することで、血友病患者さんが、日常診療を居住地近くの施設で受けることができるという利便性を損なうことなく、最適かつ必要な個別的・包括的ケアを受けられるようにすることを目的としています。血友病診療連携施設の構成はセンター病院としてのブロック拠点病院、地域中核病院、診療連携施設、整形外科や歯科などに特化した特殊機能型病院に大別され、各施設が自施設の診療機能に合わせて連携します。
より良い血友病診療のために施設間の情報共有や血友病診療教育の場を提供します。

2. 血友病診療連携委員会 地域中核病院公募について

 血友病診療連携委員会では常時、血友病診療連携地域中核病院の公募を行っています。施設認定基準は以下に示す通りですので、基準を満たすとお考えの施設は我が国の血友病診療体制をさらに充実させるため、連携にご参加下さいますようお願い申し上げます。
なお、認定は本委員会施設認定審査会の審議を経た後、中央運営協議会の承認が必要ですので、中央運営協議会の開催日程によっては、申請されてから認定までに半年以上かかる場合があることをあらかじめご承知おき下さい。

地域中核病院認定基準

  1. ブロック拠点病院との円滑な連携・相談体制を築けている。
  2. 自院もしくは近隣の病院と連携して、重篤な出血時に対応できる。
  3. ガイドラインに基づく標準的治療を提供できる。
  4. 近隣の血友病診療連携施設から止血管理、生活指導および制度利用に関する相談や紹介を受けることができる。
  5. 血友病診療について専門的知識を持つ内科医もしくは(および)小児科医がいる。
  6. 血友病診療について経験を持つ看護師がいる。
  7. ブロック拠点病院と協力して全国および地域の患者会をサポートできる。
  8. 代表者(血友病診療担当責任医師)は日本血栓止血学会会員であることが望ましい。

公募書類送付先

〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-7-1
東京医科大学病院臨床検査医学科
血友病診療連携委員会事務局 天野景裕
メールの場合:kamano@tokyo-med.ac.jp

地域中核病院新規申請書(Wordファイル)

3. COVID-19診療における血友病および類縁疾患診療の相談窓口のお知らせ

 血友病を代表とする先天性血液凝固異常症患者がCOVID-19に罹患し入院となった場合の血液凝固因子製剤の投与方法などの診療相談窓口リストを掲載します。近隣の施設へ、ご相談ください。
家庭注射用の血液凝固因子製剤が、かかりつけ医から処方されている場合は、その凝固因子製剤を各々の施設にて納入準備ができるまでの間、患者の持ち込み製剤を使用していただくよう柔軟な対応をお願いいたします。

2021年9月

COVID-19 血友病関連相談対応窓口

血友病診療情報の確認書(Excelファイル)

4. 血友病診療教育動画のお知らせ

 血友病診療連携委員会では、血友病診療に関わる医療者と治療製剤提供者に向けて、e-ラーニングシステムによる血友病診療教育資材の動画配信を開始いたします。
皆様方に是非ともご視聴いただきたくご案内いたします。内容は、血友病専門医を対象にしたものではありません。ご関心のあるコンテンツのみのご視聴も可能となっております。

https://iryoo.com/login/451

から入っていただき、参加登録を行ってください。
学会員でなくてもどなたでも無料でご視聴可能です。

5. その他 お知らせ

 ● 全国ヘモフィリアフォーラム2023開催報告書については、下記URLよりご覧頂けます。 

https://hemophilia-japan.org/news/2024-05-01.html

 


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