部会長: | 向井幹夫 |
副部会長: | 保田知生 横山健次 |
部会員: | 勝見 章 川口龍二 畑 泰司 |
令和5年度活動報告
1.第45回日本血栓止血学会学術集会でのSPCシンポジウムにて、「がん治療関連血栓症-2022ITAC がん関連静脈血栓塞栓症の治療と予防のための診療ガイドラインより- Cancer therapy-associated thrombosis-2022ITAC clinical practice guideline for the treatment and prophylaxis of venous thromboembolism in patients with cancer*-」を開催した。
座長:向井 幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科)
横山 健次(東海大学医学部付属八王子病院 血液腫瘍内科)
1) VTE prophylaxis in the perioperative period for cancer patients」
畑 泰司(独立行政法人労働者健康安全機構 関西労災病院 外科)
2) Cancer therapy-related cardiovascular toxicity (CTR-CVT)
勝見 章(国立長寿医療研究センター 血液内科)
3) 2022ITAC Clinical guideline update for the Treatment and Prevention of Cancer
Associated Venous Thromboembolism
保田 知生(独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター 血管外科・超音波センター・医療安全管理室)
4) COVID-19-associated thrombosis in cancer
幣 光太郎(宮崎大学医学部内科学講座 血液・糖尿病・内分泌内科学分野)
2. 日本血栓止血学会雑誌34巻5号 特集 がんと血栓症(2023年10月24日公開)を編集、執筆。
3. 次年度におけるSPCシンポジウム内容について部会員で検討した
・ 向井 幹夫. Editorial. p537.
・ 向井 幹夫. がん関連血栓症に対するマネジメントの現状―がん関連静脈血栓塞栓症における最新の診療ガイドラインを中心に―. p538-548.
・ 横山 健次. がんと血栓症―血小板と抗血小板薬―. p549-555.
・ 窓岩 清治. がん関連血栓症―がんと血液凝固線溶系のクロストーク. p556-565.
・ 勝見 章. がん治療関連心機能障害(CTRCD)の最近の動向. p566-571.
・ 山下 侑吾. がん治療中に合併する血栓塞栓症. p572-578.
・ 川口 龍二. 婦人科がん領域におけるcancer associated thrombosis. p579-583.
・ 畑 泰司. 消化器がん治療におけるvenous thromboembolism (VTE). p584-589.
・ 丸藤 哲. 研究四方山話地球45億年の歴史,そして播種性血管内凝固症候群. p590-592.
・ 長尾 梓. 海外研究室Now UC San Diego, Hemophilia and Thrombosis Treatment Centerへの臨床留学. p593-595.
・ ジャーナルクラブp. 596-598
(下線が部会員の執筆による)
令和6年度活動予定
1. SPCシンポジウム内容について部会員で検討。
第47回日本血栓止血学会学術集会(2025年6月27日-29日)における学術推進委員会(SPC)シンポジウムでは、「がん関連血栓症の特徴とマネジメント」を主テーマとして、最新の研究動向を踏まえて企画と立案を行う。
令和4年度活動報告
1.2022年度 世界血栓症デーWEB講演会 2022年5月17日(WEB開催)
森下英理子先生(金沢大学附属病院 血液内科)の企画により、本年度のテーマを「がんと血栓症」として以下の企画を行った。
医療関係者向け講演会
テーマ:がん関連血栓症 がんと血栓の新たな関係-perspective of cancer-associated thrombosis-
司会:向井幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科)
講演1がん関連血栓症の成因と病態
森下英理子(金沢大学医薬保健学総合研科病態検査学)
講演2がん関連脳卒中-動脈塞栓症の新展開
野川 茂(東海大学医学部付属八王子病院 神経内科)
講演3がん治療関連血栓症とその対応
向井幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科 )
WEBでの開催であり演者でがんと血栓症に関する内容で討論を追加した。
2. 公開市民講演会 世界血栓デー日本2022大阪
テーマ:がんと血栓症-血栓症をみたらがんを疑う?知って得する血栓のおはなし-
2022年12月4日(WEB開催)
司会:向井幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科)
開会の挨拶 松浦成昭(大阪国際がんセンター 総長)
第一部
講演1知って得するがんと血栓症のおはなし
向井幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科)
講演2血栓予防のために、どんな時に血栓症が起きやすいか知っておきましょう!
森下英理子(金沢大学医薬保健学総合研科 病態検査学)
講演3がんを患うとエコノミークラス症候群の様な血栓のトラブルを起こしやすい、ってご存知ですか?
志賀太郎(がん研究会有明病院 腫瘍循環器・循環器内科)
講演4がん関連脳卒中―なぜ腺がんで起こりやすいのか?
野川 茂(東海大学医学部付属八王子病院 脳神経内科)
第二部 質問・討論
閉会の挨拶 左近賢人(大阪国際がんセンター 院長)
一般市民講座であったが、COVID-19パンデミックの影響でWEB公開講座となり
当日は、第二部の討論を講演者ならびに大阪国際がんセンター医師の間で行った。
3. 次年度におけるSPCシンポジウム内容について部会員で検討した
令和5年度活動予定
1.次年度におけるSPCシンポジウム内容について部会員で検討。
第45回日本血栓止血学会学術集会 2023年6月15日~17日
会長 岡本好司先生(北九州市立八幡病院)
SPCシンポジウムを担当し以下の内容を予定している。
セッションテーマ
がん治療関連血栓症 -2022ITACがん関連静脈血栓塞栓症の治療と予防のための診療ガイドラインより-
Cancer therapy-associated thrombosis 2022ITAC clinical practice guideline for the treatment and prophylaxis of venous thromboembolism in patients with cancer –
座長 向井幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科)
横山健次(東海大学医学部附属八王子病院 血液腫瘍内科)
講演1:VTE prophylaxis in the perioperative period for cancer patients
畑 泰司(関西労災病院 外科)
講演2:Cancer therapy-related cardiovascular toxicity (CTR-CVT)
勝見 章(国立長寿医療研究センター 血液内科)
講演3:2022ITAC Clinical Guideline Update for the Treatment and Prevention of Cancer Associated Venous Thromboembolism
保田知生(JCHO星ヶ丘医療センター 血管外科)
講演4:COVID-19-associated thrombosis in cancer
幣 光太郎(宮崎大学医学部内科学講座 血液・糖尿病・内分泌内科学分野)
2.日本血栓止血学会雑誌34巻5号企画
特集 がんと血栓症
癌と血栓部会のメンバーを中心に執筆予定
メンバー
部会長: 向井幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科)
副部会長: 保田知生(JCHO星ヶ丘医療センター 血管外科)
横山健次(東海大学医学部付属八王子病院 血液腫瘍内科)
部会員: 勝見 章(国立長寿医療研究センター 血液内科)
川口龍二(奈良県立医科大学 産科婦人科学教室)
畑 泰司(関西労災病院 外科)
令和3年度活動報告
1.第43回日本血栓止血学会学術集会 2021年5月28日~31日
日本血栓止血学会学術推進委員会(SPC)シンポジウムを開催した。
がん関連血栓症をテーマとして、血小板の役割を中心にして臨床と病理の視点から各領域のエキスパートによるシンポジウムを開催した。
「臨床と病理の視点から捉えるがん関連血栓症–血小板の役割も含めて-Cancer-associated thrombosis from a clinical and pathological perspective-including the role of platelets-」
座長:畑 泰司(関西労災病院 外科)、保田知生(星ヶ丘医療センター 血管外科)
1) Histopathological analysis of thrombotic factor expression in cancer tissue
宮崎大学医学部 病理学講座構造機能病態学分野 魏 峻洸
2) Anti-thrombotic therapy for cancer-associated thrombosis
大阪国際がんセンター 成人病ドック科 向井幹夫
3) Involvement of platelets in the development of cancer-associated thrombosis
-clinical aspects-
東海大学医学部付属八王子病院 血液腫瘍内科 横山健次
4) Cancer-associated thrombosis and role of peri-operative platelet function
兵庫医科大学消化器外科学講座 下部消化管外科 池田正孝
5) Cancer-associated thrombosis in gynecological disease
奈良県立医科大学 産科婦人科学教室 川口龍二
2.世界血栓症デー 2021市民公開講座(Web開催)2021年11月21日(日)
森下英理子先生(金沢大学附属病院血液内科)の企画により、一般市民を対象として血栓症に関する公開講座を開催し、がんと血栓症に関する講演に参加した。
1) 血栓症ってどんな病気?なぜ血が固まるの?
静岡社会健康医学大学院大学 浦野哲盟
2) 癌と血栓症
大阪国際がんセンター 成人病ドック科 向井幹夫
3) 新型コロナウィルス感染と血栓症
金沢大学附属病院血液内科 森下英理子
令和4年度活動予定
1.次年度におけるSPCシンポジウム内容について部会員で検討。
(第45回学術集会 2023年6月15日~17日
会長 岡本好司先生(北九州市立八幡病院))
2.がん治療関連血栓症をテーマとした講演会の検討を行う
血栓専門医と腫瘍専門医のコラボレーション企画
がん薬物療法専門医である部会員を中心として腫瘍関連のエキスパートの参加による「癌と血栓」領域における新たな企画を検討する
3.2022年度 世界血栓症デーWEB講演会 2022年5月17日(Web開催)
森下英理子先生(金沢大学附属病院 血液内科)の企画による、
テーマを「がん関連血栓症」として医療関係者向け講演会を施行。
司会:向井幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科)
1) がん関連血栓症の成因と病態
金沢大学附属病院 血液内科 森下英理子
2) がん関連脳卒中-動脈塞栓症の新展開
東海大学医学部付属八王子病院 神経内科 野川 茂
3) がん治療関連血栓症とその対応
大阪国際がんセンター 成人病ドック科 向井幹夫
メンバー
部会長: 向井幹夫(大阪国際がんセンター 成人病ドック科)
副部会長: 保田知生(JCHO星ヶ丘医療センター 血管外科)
横山健次(東海大学医学部付属八王子病院 血液腫瘍内科)
部会員: 勝見 章(国立長寿医療研究センター 血液内科)
川口龍二(奈良県立医科大学 産科婦人科学教室)
畑 泰司(関西労災病院 外科)
令和2年度活動報告(前部会長 畑 泰司)
1. 血栓症ってどんな病気?なぜ血が固まるの?浦野哲盟(浜松医科大学 医生理学)
2. 深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症 保田知生(星ヶ丘医療センター 血管外科)
3. がんと血栓症 畑 泰司(関西労災病院 外科)
4. 新型コロナウイルス感染と血栓症 森下英理子(金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 病態検査学)
5. 総合討論とQ&A
令和3年度活動予定
日本血栓止血学会学術推進委員会(SPC)シンポジウム4:
「臨床と病理の視点から捉えるがん関連血栓症–血小板の役割も含めて
-Cancer-associated thrombosis from a clinical and pathological perspective-including the role of platelets-」
座長:畑 泰司(関西労災病院 外科)、保田知生(星ヶ丘医療センター 血管外科)
1.Histopathological analysis of thrombotic factor expression in cancer tissue
2. Anti-thrombotic therapy for cancer-associated thrombosis
3. Involvement of platelets in the development of cancer-associated thrombosis- clinical
4. Cancer-associated thrombosis and role of peri-operative platelet function
5. Cancer-associated thrombosis in gynecological disease
令和元年度活動報告
・SPCシンポジウムの開催
テーマ「がん患者の血栓症における最新の動向-Recent trends for thrombosis in cancer patients -」
基礎と臨床の両面からの内容
1. Treatment strategy for disseminated intravascular coagulation syndrome associated with solid tumors
2. Cancer-associated thrombosis:from the point of view of basic research
3. Diagnosis, treatment and prevention of cancer associated thrombosis in the guidelines
4. Current status of and issues in management of cancer-associated thrombosis in Japanese patients
5. Mechanism and management of cancer-associated thrombosis
令和2年度活動予定
・市民公開講座(Web開催)でがんと血栓症について話題提供
・がんとVTE関連の最新知見のupdate
・次年度におけるSPCシンポジウム内容について部会員で検討
平成30年度活動報告
・がんとVTE関連の最新知見のupdate
・次年度におけるSPCシンポジウム内容について部会員で検討
令和元年度活動予定
・SPCシンポジウムの開催
テーマは「がん患者の血栓症における最新の動向-Recent trends for thrombosis in cancer patients -」
基礎と臨床の両面からの内容
1. Treatment strategy for disseminated intravascular coagulation syndrome associated with solid tumors
2. Cancer-associated thrombosis:from the point of view of basic research
3. Diagnosis, treatment and prevention of cancer associated thrombosis in the guidelines
4. Current status of and issues in management of cancer-associated thrombosis in Japanese patients
5. Mechanism and management of cancer-associated thrombosis
平成29年度活動報告
・SPCシンポジウムの開催
内容
Pathophysiological assessment of hypercoagulability and hyper-fibrinolysis in cancer patient, and management of venous thromboembolism with malignant tumor
横山健次先生(東海大学医学部付属八王子病院血液腫瘍内科)
Incidence of venous thromboembolism (VTE) and VTE prophylaxis in patients with hematological malignancy
齋藤竜太先生(東北大学脳神経外科)
Venous thromboembolism in patients with malignant brain tumor: ~management strategy to
avoid mortality~
保田知生先生(公益財団法人がん研究会有明病院医療安全管理部)
Relevance of the Pulmonary embolism with and without cancer of for 3 years in an academic medical center
山本尚人先生(浜松医科大学第二外科(血管外科) )
Variation in the occurrence of venous thromboembolism in patients with different cancer statuses
平成30年度活動予定
平成28年度活動予定
平成26年度活動報告
平成27年度活動予定
第37回日本血栓止血学会学術集会山梨大会においてSPCシンポジウム「臨床データからみた癌患者における血栓症研究のすすめ ~本邦での未検討領域を明確に~」を開催する。
近畿大学医学部外科・附属病院安全管理部 保田知生
2013年度活動報告;第35回日本血栓止血学会学術集会(山形、平成25年5月30日~6月1日)においてSPCシンポジウム「癌と血栓症 温故知新」を開催した。血栓性素因,リスク因子,泌尿器科領域の疫学,産科婦人科における予防の有効性と安全性,腫瘍表面における組織因子由来の凝固活性亢進状態について討議し報告した。また,日本血栓止血学会誌 vol24(4)p414に副部会長の畑泰司がSPC委員会報告として、最近発表された2編の論文(①Lyman GH, J Clin Oncol. 2013 Jun 10; 31(17):2189-204. ②Chopra V,Lancet,2013 May 17)の紹介を行った。
2014年度活動報告;最近の癌と血栓症関連の世界の動向を見るため文献収集活動を開始した。前述①のASCOガイドラインに含めISTHの作成した、癌患者におけるCVカテーテル留置に関するガイドライン,多血症関連,癌化学療法におけるVTEリスク解析に関する論文などを収集し、インターネット上で討論した,今回新委員が多いため,今後開催するシンポジウムにむけて2月22日に初めてのミーティングを持った。